Kilt
伝説的なギタリストであり音楽家、プロデューサーなど多彩な活躍をし、イギリスのバンド Delirious の初期メンバーである彼と仕事ができるチャンスをそうそう見逃すわけにはいきません。StuG からツアーやスタジオワークなどの様々な場面で使用できるドライブペダルが欲しいというリクエストをもらい、誕生したのがこの Kilt です。
Kilt は、小ぶりな筐体にギタリストが求めるパワー、レンジ、トーンやオプションなどがギッシリ詰め込まれた2-in-1のドライブ/ブーストペダルです。ペダル左側のセクションは伝説的なファズペダル Expandora に強くインスパイアされていますが、さらに大きくアップデートが施され、クラシックなエフェクトから全く新しいトーンとユーザビリティを付け加えた新しい仕様となっています。まさに “全部乗せ” のペダルと言っても過言ではありません。チューブライクなトランスペアレントトーンから、ブルージーなオーバードライブ、太くナチュラルなディストーション、さらにはファズサウンドまで、たった1台で全てをカバーすることができます。
Kilt は、ドライブセクションとブーストセクションが独立しており、左側のドライブセクション側では、超ローノイズでスムースなストラクチャーとオリジナル Expandora を超えるとも感じさせるキャラクターを持つ、厳選されたオペアンプが採用されています。また、ドライブセクション側の3つのミニトグルスイッチでさらに多彩なサウンド設定が可能になっています。Cutトグルスイッチは、ローエンドのカット/ブーストをコントロールします。ダウンポジションが基本セッティングとなりますが、オリジナルの Expandora では大きく欠けていたベースブーストを、強力で使い勝手の良いセッティングとしています。アップポジションはオリジナルの Expandora に近い鋭いトーンを作り出せます。G1、G2 のトグルスイッチは、サーキット内のクリッピング・セクションの入出力を抵抗値によって切り替えることで様々なバリエーションのディストーションをセレクトできます。この方式は、通常のドライブ・ペダルなどのダイオード・クリッピング・セレクターと大きく異なります。これによって様々なサウンドとトーン・オプションが得られ、ライトなトランスペアレント・ドライブから壁のように分厚いディストーションまでの幅広いサウンドが得られます。左側のドライブセクションのコントロールは、左から Volume、Tone、Gain で、スタンダードなコントロールでありながら、多機能で感覚的に扱えるペダルです。
右側のブーストセクションは JFET を採用したブースト回路で、チューブライクな微かなざらつき感がプレゼンスでリードサウンドをブーストしたり、左側のドライブセクションのフロントエンドをプッシュしたりと、さらなるディストーション・サウンドを可能にしています。Boost ノブはブーストのボリュームレベルをコントロールし、ミニオーダートグルスイッチではブーストセクションとドライブセクションの接続順を切り替えます。ダウンポジションではプリブースト、アップポジションではポストブーストとなります。
電源は一般的な9V DCでスイッチはトゥルー・バイパス仕様、カスタムポリッシュのアルミニウム・エンクロージャーを採用しています。
VIDEO
On Bass Guitar