Unicorn (A Uni-vibe Photocell Modulator w/ Tap Tempo)
1960年代、現在に至るまでの間に誕生した “最も影響力がある” と言われる多くの楽曲に使用された新しいエフェクトがリリースされました。クラシックな楽曲では Pink Floyd の “Breathe”、Jimi Hendrix の “Machine Gun” や1969年のウッドストックで演奏された “星条旗よ永遠なれ”、Robin Trowers の “Bridge of Sighs”、そして現代でも Pearl Jam の “Alive” など、全ての楽曲で紛れもなくこのエフェクトが使用されています。最初は Shin-ei と Univox のブランドネームでリリースされた Uni-Vibe というこのエフェクトは、音楽史において最も有名なギタートーンのいくつかを生み出し、今日においても多くのモジュレーション、フェイズ、ロータリーサウンド等多くのエフェクトに影響を与えて続けています。スタンダードなギターエフェクトとは異なるオリジナリティ溢れる豊かなトーンは、伝説として語り継がれています。
Unicorn では、他の全ての Uni-Vibe のサーキットにはない LFO のレートによるタップテンポ・コントロール機能を初めて追加し、さらに LFO レシオ設定と、外部スイッチによるタップテンポ・コントロールも行えます。オリジナル同様に外部エクスプレッション・ペダルによるスピードコントロールももちろん可能です。JHS Pedals は、高品位なフルアナログ・シグナルパス、フォトセル・トポロジーといった1960年代のクラシックな発明からなるサーキットが生み出す “マジック” を損なうことなく、現代にもマッチするペダルとして新たに誕生させました。
ペダルには Volume、Depth、Speed、Ratio の4つのノブが搭載されています。Volume コントロールはエフェクトシグナル(ウェット音)のレベルを 0~+9dB までブーストします。これにより、ドライシグナルと思い通りにミックスすることが可能です。Depth コントロールでは、ウェットシグナルとドライシグナルのバランスを調整することで、ごくわずかな効果からハードにうねるような効果までを必要に応じてコントロールできます。また、このコントロールでは妖精の涙が降りかかるような、キラキラとしたエフェクト効果も得ることが可能です。Speed コントロールはタップテンポと連動しており、モジュレーションのスピードを調整します。Ratio コントロールは4種類のスピードレシオ(符割)から選択することが可能で、テンポをタップで決定する際に4分、8分、付点8分、3連符から選択します。4種の符割を完璧に設定することができれば正確に振幅を行い、四つ葉のクローバーの上を駆け回るという神秘的なユニコーンを思い通りに操ることができるでしょう。Wet/Dry ミニトグルスイッチは、アップポジションではウェット音とドライ音がミックスされるクラシックな Uni-Vibe モジュレーション・エフェクトが得られ、ダウンポジションではウェット音100%のビブラートセッティングになり、古いレコードのようなかすかな揺れから激しくうねるようなトーンまで作り出すことができます。
Unicorn は、インプット、アウトプット、Tap/Exp の3つのジャックを搭載しています。インプットは楽器からの信号を入力し、アウトプットは後続のエフェクターやアンプのインプットと接続します。Tap/Exp ジャックは TRS ケーブルを使用してエクスプレッション・ペダルもしくは外部コントロール用のモーメンタリースイッチを接続します。タップテンポ/エクスプレッション・ペダルどちらで使用するかの切替は内部のスイッチで行えます。Unicorn のタップテンポ・スイッチを使用して、Panther Cub Delay や Emperor Chorus のように外部タップ・コントロールが行える機種へタップテンポの信号を送り出してテンポを同期させることも、またその反対に他の機種から Unicorn をコントロールすることも可能です。
Unicorn は史上類を見ない、100%アナログシグナルパスでタップテンポに対応した Uni-Vibe フォトセル・モジュレーターです。