Emperor 500 (Analog Modulation)
Emperor 500 は、本物の BBD (Bucket Brigade Device) 素子を採用したアナログ・コーラス/ピッチヴィブラートで、タップテンポ、エクスプレッション・フットコントロール、ウェーブフォームセレクトといった機能も搭載しています。1980年代のヴィンテージの Arion SCH-1 コーラスサウンドをきっかけに開発がスタートし、設計とエンジニアリングは “3207チップセット” を採用したリアルな BBDトーンをさらに高めたものになっています。キーボード、ドラム、ギター、ベース、ボーカルやその他の様々な楽器に対して使用できる、ランチボックス内のヴィンテージ・モジュレーショントーンの核となることでしょう。ヴィブラートからコーラス、オルガンのレスリー・トーンまで、Emperor 500 で全てをカバーすることが可能です。
Knobs and Controls
Emperor は Volume、Mix、Tone、Speed、Depth の5つのコントロールノブを搭載しています。Volume コントロールは、入力信号のカット/ブーストを調整します。Mix コントロールは、エフェクトのかかっていないドライシグナルと、コーラスもしくはヴィブラートシグナルの相対的なバランスをコントロールします。Tone コントロールは、オリジナル SCH-1 のトーンスタックのバリエーションですが、より良いスウィープとフォーカス、そしてレンジ得るために調整されています。Speed コントロールは、モジュレーションのタイム/スピードをコントロールします。タップテンポスイッチは Speed コントロールと連動しており、Speed コントロールの設定をリアルタイムでコントロールすることが可能です。また、エクスプレッション・フットコントローラーを使用して LFO のランピングのスピードをコントロールすることもできます。Depth コントロールはモジュレーションの強弱を調整します。
Toggle Switches
フロントパネルには4つのトグルスイッチが搭載されています。Engage/Bypass スイッチは、ユニットの ON/OFF を切り替えます。Chorus/Vibrato スイッチでは、コーラスモードとヴィブラートモードの切替を行います。Waveform
スイッチは、モジュレーションのウェーブフォーム (波形) を正弦波 (Sine)、矩形波 (Square)、三角波 (Triangle) の3パターンから選択することができます。3つのウェーブフォームはコーラスモード、ヴィブラートモードそれぞれで切り替えることで合計6パターンの異なるモジュレーションセッティングが可能です。EXP/TAP スイッチは、フロントパネルの EXP/TAP ジャックにエクスプレッションペダルを接続するか、外部タップテンポスイッチを接続するかを選択します。
Emperor 500 のこれらの機能は、あなたが今まで必要としていたすべてのモジュレーション・グラウンドをカバーすることができる強力なトラッキング/ミキシング・ユニットです。