Pedals

Crimson

“Legends Of Fuzz”シリーズは、世界で最も歴史のある、稀少で、人気の高いサーキットのコレクションです。

JHSでは10年以上にわたってファズペダルをラインナップしています。JHSオリジナルの回路設計のものやクラシックのレプリカを通して、人気が行き来するファズのトレンドを見てきました。”Legends Of Fuzz”シリーズは、これまでに製作された最も重要なファズ回路へのトリビュートであり、これらのペダルのストーリーをこれから生まれるであろう音楽の中に確実に反映させるためのJHSなりの流儀なのです。60年代半ばのロンドンのシーンにおけるファズの黎明期から、ビッグマフを復活させた90年代の旧ソ連軍の工場まで、ファズはストーリーを語り、そしてそのストーリーにはあなたと同じギタリストの存在が不可欠です。ギターをヴィンテージのファズ回路に接続することほど原始的なことはありませんが、この回路が生み出す生々しく、荒々しく、そしてピュアなサウンドは楽器が達成できることの限界を押し広げるのです。ファズにプラグインして、60年にわたる美しくも破壊的なサウンドのストーリーをお楽しみ下さい。

1969年、Electro-Harmonixは伝説的なBig Muff ディストーションファズのファーストバージョン“Triangle”をリリースしました。1970年代には、V2“Ram’s Head”(1973年)、V3“Pi”(1977年)、V4“OP-Amp”(1978年)といったこの有名な回路の様々な新バージョンがリリースされましたが、1984年その全てがストップしました。Electro-Harmonixの2度目の倒産により、強大な商品力を誇ったBig Muffはおよそ10年間その姿を消すことになったのです。

1990年代初頭、創業者であるMike Matthewsは1970年代製のElectro-Harmonixペダルがヴィンテージ/レア価格で取引されていることを知り、1991年サンクトペテルブルクにある旧ソビエト連邦の製造会社と製造契約を締結してBig Muffを復活させました。この新しいバージョンは技術的側面としてはBig Muffの7thバージョンと呼ばれていますが、Mikeはもはや以前の商標を所有していなかったため、Sovtek製の“Mike Matthews Red Army Overdrive”と名づけられました。

このバージョンは最初期のロシア製Big Muffで、おそらく全てのバージョンにおいて最も希少なモデルでしょう。1991~92年にかけて生産された数量はごく僅かで、現存する個体もほとんどなく、入手するのはほぼ不可能です。有名なSovtek “Civil War”(1992年後半)バージョンと特徴は共有していますが、このバージョン自体は別物として捉えられています。後に続くどのSovtek Big Muffよりもウォームでクリア、そして明瞭なサウンドのRed Armyは、非常に馴染みのあるエフェクトの独特なフレーバーを提供してくれます。CrimsonはJosh Scottが所有しているRed Armyの正真正銘のレプリカであり、ファズ・ヒストリーのユニークなパートを味わうことができるでしょう。

コントロールはVolume、ToneそしてDistortです。Volumeはエフェクト全体の出力レベルを設定し、ノブの設定を上げるとより大きな音量が得られます。Toneを使用するとブライトなトーンとダークなトーンをコントロールできるので、Crimsonは様々なアンプやギターと相性よく使用できます。Distortはディストーションをコントロールし、時計回りに回すほどに強力なファズサウンドを作り出します。シャーシ側面のModeボタンは、今まで聞いたことのない“JHS Mode”へのアクセスを可能にします。ボタンを押すとゲインが増加し、中域がブーストされ、ミックス全体においてさらに力強いサウンドを得られます。

Smashing Pumpkins、Wilco、Sonic Youth、David Gilmour、White StripesやDinosaur Jrのトーンを愛してやまないのであれば、このペダルはまさにあなたのためのものです。

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