Pedals

Supreme

“Legends Of Fuzz”シリーズは、世界で最も歴史のある、稀少で、人気の高いサーキットのコレクションです。

JHSでは10年以上にわたってファズペダルをラインナップしています。JHSオリジナルの回路設計のものやクラシックのレプリカを通して、人気が行き来するファズのトレンドを見てきました。”Legends Of Fuzz”シリーズは、これまでに製作された最も重要なファズ回路へのトリビュートであり、これらのペダルのストーリーをこれから生まれるであろう音楽の中に確実に反映させるためのJHSなりの流儀なのです。60年代半ばのロンドンのシーンにおけるファズの黎明期から、ビッグマフを復活させた90年代の旧ソ連軍の工場まで、ファズはストーリーを語り、そしてそのストーリーにはあなたと同じギタリストの存在が不可欠です。ギターをヴィンテージのファズ回路に接続することほど原始的なことはありませんが、この回路が生み出す生々しく、荒々しく、そしてピュアなサウンドは楽器が達成できることの限界を押し広げるのです。ファズにプラグインして、60年にわたる美しくも破壊的なサウンドのストーリーをお楽しみ下さい。

1960年代後半、日本は素晴らしいギターペダルメーカーと革新に満ち溢れていました。時を同じくして、人気が高く入手困難だったエフェクトの1つがUnivox Super-Fuzzです。単音やコードを分厚く焼けつくような質感に変貌させるオクターブファズで、歪んだ音で演奏したときの高いオクターブアップサウンドは注目を集めました。最初はHoney* Psychedelic Machine(1967)という大きなアンプヘッドサイズのマルチエフェクトユニットに内蔵されてリリースされましたが、その数か月後にHoney* Baby Crying Effectというペダルとして独立したかたちで再リリースされました。Honey*倒産後すぐにShin-Ei*ブランドの製品になると1968年までにShin-Ei*は日本のギターペダルにおける一大ブランドとなり、Shin-Ei*ブランドのエフェクトを生産しつつ、Shaftesbury、Kent、Crown、Jax、アメリカのUnivoxなどといった数十のブランドで同じ回路をOEM生産しました。こうしてこの回路は世界中のブランドの製品ラインナップに浸透していったのです。

The WhoのPete Townsendのプロダクト・プレイスメント効果によって、Univox Unicord Super-Fuzzバージョンは他のバージョンよりも有名になりました。 最初期はシンプルで控えめな灰色のメタルエンクロージャー(1968年)でしたが、トップ面にSUPER-FUZZと表記した大きな長方形のフットパッドを採用してより目を引く外観へとモデルチェンジしました(1970)。Red/Blue、Black/Grey、White/Blackといったカラーの組み合わせを選ぶこともできました。

Supremeは、Josh ScottのコレクションであるSuper-Fuzzの、非常にレアなWhite/Blackモデルの正真正銘のレプリカです。このペダルの初期バージョンはどれも驚くほど酷似していますが、この1972年製のユニットには、他のペダルよりも際立つ特別なマジックがあります。朝からずっとご機嫌斜めなOctavia Fuzzを想像してみてください。それがこのペダルです。ラウドで叫ぶような、強烈なパワーのあるオクターブファズなのです。

コントロールはVolumeとExpandの2つで、Volumeを上げると大きな音量が得られ、Expandでファズの量をコントロールします。シャーシ側面の2つのボタンのうち、“Tone”ボタンはSupremeのアタックをフラットにするミッドカットの機能で、プリセットされたミッドスクープEQコントロールだと考えるともらうとわかりやすいと思います。もう1つの“Mode”ボタンは独自の“JHS Mode”へのアクセスを可能にします。ONにすれば、オクターブアップエフェクトがよりクリアになり、分厚いミッドレンジ、そしてさらなるボリューム/ブーストを得ることができます。

Pete Townsend、Black Keys、White Stripes、Beastie Boys、Mudhoneyのクラシックなオクターブファズサウンドを手に入れたければ、これ以上探す必要はありません。

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